このレビューはネタバレを含みます
因果応報
逃げる息子、追う父、それを追う敵、拉致、暴力、そして別れ道
そんなこと知らないよとでも言うように、二手に分かれる様を淡々と映すロングショット
なんという冷酷非道
ロクの惨めすぎる最期に痺れまくった
ついに爆発したジミーの狂気もいい
違う違うと言いながら隠せない本性
極道の才に長けている彼を最も恐れていたのは、彼自身かもしれない
子を得たジミーは今まさに無間地獄の入り口に立つ
ロクの轍を踏むのかどうか
その後ろ姿に喜びはないように見えた
前作関連のシーンでハラハラし、ラム・カートンやラム・シューを見てはニヤニヤする楽しみもあり
時折出てくる大陸関係者の態度や台詞を、いちいち深読みしてしまいたくなるのは何故だろう