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エレクション 死の報復のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

エレクション 死の報復(2006年製作の映画)
4.3
2年毎の会長選挙が近づくにつれ、香港を牛耳る和連勝会に不穏な空気が流れ始める。任期を終えた現職の会長は、次期会長に席を譲り渡す掟があった。現会長ロク(サイモン・ヤム)の義理の息子ジミー(ルイス・クー)、武闘派のフェイ(ニック・チョン)、ロクの右腕で出所したトンクン(ラム・カートン)が次期会長と囁かれていた。しかし現職ロクは、組織トップの魅力に取り憑かれ掟に背いて会長の座を明け渡そうとせず、会長候補筆頭のジミーの命を狙う。商売に専念したいジミーは最初立候補するつもりはなかったが、警察と「会長になったら、商売を見逃す」という取引をし、ロクと仁義なき会長選挙に挑む。
前作から2年後の会長選挙を描く「エレクション」第2作。
表の商売に専念したいけど様々なしがらみで裏社会に踏み込んでいくジミー、権力に取り憑かれ破滅していくロク、会長を目指しながら殺し屋として使い捨てられるフェイなど裏社会で生きる男たちの悲哀、自分に寝返らない奴らを四肢をぶったぎりミンチにして犬に食わせるなど過激なバイオレンス描写、野望やファミリーを守りたかった裏社会の男たちの悲惨な運命を描くクライマックス、裏社会に生きる男たちの悲哀に力を入れて描く「エレクション」完結編。
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