あちゃラカモクレンきゅーらいす

二重結婚者のあちゃラカモクレンきゅーらいすのレビュー・感想・評価

二重結婚者(1953年製作の映画)
4.0
アイダルピノ二重結婚。加藤幹郎的に神格化されるもんではないが、やはりこの頃の脚本の練りがすごい。ロスという斜面に溢れた街にある、いかがわしい中華料理屋に誘い込まれ、かつルピノの家の階段できっかり3回逢瀬を描く。カーテンが揺れに揺れている
まずはルピノとオブライエンが普通に別れる、ちょっとさびしめ。
次の階段は、思わずキスしたルピノと別れるのが惜しくって手を差し出し、そのまま階段を上がるのについていってしまう。格子の陰があたりを牢獄のように染め上げてる。もう怖いね、泣けるね。
ルピノの家の二階へあがっていく、エドモンドオブライエン。観客はもう赤ちゃんを孕んでるんだろうなってわかってんだよ、だから、これは、階段のサスペンス。もうドキドキしちゃう。
探偵役のエドマンドグウェンがムッ、これはおかしいぞ…。って思うところのクローズアップが説明的すぎる。それがちょっとこの映画を弱くしてるかなと。カーテンが揺れに揺れてるのがいいなぁ