同じ佐藤快磨監督作品「泣く子はいねぇが」を購入。
特典でいただけた作品。
2本もおまけ付きなんて、嬉しい限り。
これは前作「ガンバレとかうるせぇ」に続いて製作された30分の短編。
こういう粗削りなのは楽しいですね!
挑戦しているのは、セリフであまり説明しない男女の成長(変化)ストーリー。
不動産屋で日々クレーマーや問題のある入居者の対応に当たる男(仲野太賀)と、コンビニバイトの女(岸井ゆきの)。
コンビニのクレーマーに、たまたま客としていた太賀がドロップキックして逃走。それが縁で近づく二人です。
それぞれに社会や他人に思うところがありストレスが溜まっているわけで、そこにアクションを起こして痛快なんだけれど、でもまた葛藤。そして乗り越えていく先に・・・。
たぶん監督としては、ここでこう感じてこう思って、だからここでこういう行動になるんです・・・といった説明は出来るのでしょう。そうやって本書いているんだし。ただ演じるのは役者で、撮影するのはカメラマン。編集時に「あっ、なんでこれここから撮っていなんだろう!」って嘆いてももう間に合わない。
総合芸術と言われる映画ってやっぱりなかなか難しい。
でもだからこそ観ていて楽しい。