すね

71フラグメンツのすねのレビュー・感想・評価

71フラグメンツ(1994年製作の映画)
5.0
クリスマスの前日。19歳の大学生は銀行で銃を乱射。たまたま銀行内にいた3名が死亡。その後、犯人は自分の車に戻り、頭部を打って自殺する…。(実際に起こった事件)

断片的な映像がパッパッパっと短いものから長いものまで流れてく。何気ないこと、その人にとって大切な1日。

すごい~。おもしろすぎる~。ハネケ作品の中でもかなり好きなほうだよ~。

こういう何気ない日常の中で起きている問題。小さなものから大きなものまで。幸せなことも不幸せかもしれないことも楽しいことも悲しいことも起こってるんだよなぁ…。卓球のシーンとか、あぁ最高だよ~。

様々な人間の日常を描いているんだけど、どれももちろん幸せさ。幸せなんだけどどっかに闇とか不安の爆弾みたいなものを抱えていてそれがいつ爆発しちゃうんじゃないか。ってずっと怖かった。その爆弾ってのは誰にでも当たり前にあっていつ火がつけられるかわからんなぁと思った。

断片的な映像。何気ない会話。音楽少ない。長回し。ラストへゆっくり向かって行く感じ。全てが好みすぎ!
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