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マージン・コールのtransfilmのレビュー・感想・評価

マージン・コール(2011年製作の映画)
4.3
J.C.チャンダー監督の最初の作品。
とても面白かった。この監督はやはり好きです。
いきなり人員整理(リストラ)のシーンから始まるけど、
現実世界で同じ境遇にであってるため、スタンリートゥッチの部下たち全員にものすごく感情移入できた。

資本主義社会で、ある企業に所属して数年たつと、
不公平だと感じることは年柄年中おこるし、自分自身の考え方が通じない場面に出会うことも、ちゃんと理解されないこともある。だんだん真面目に会社に気持ちを向けること自体を辞めたくなる気持ちになることもあるけど、現状の生活を維持するためにはお金が必要なので、結局は会社のやり方・考え方に適応せざるを得ない。。
・・そして、いつしかこの映画のケヴィン・スペーシーや、デミ・ムーアが心の中で感じていそうな、あのどうしようもない感、やるせない感、心がマヒしている感を味わうことになるんだろうな、、と思う。

「アメリカン・ドリーマー」に引き続きこの映画を観て、
J.Cチャンダー監督の資本主義に対する立ち位置が少しわかったような気がしました。
とらんすふぃるむも、本当は心の底から
「お金を稼げ!」という大・中企業型の資本主義社会からは抜け出したいです。
作家、画家、音楽家、そして映画の製作やその他の芸術に携わって生きている人たちが心底羨ましいし、尊敬もします。
なぜなら、芸術の価値は「お金」ではないから。
もちろん芸術にとっても「お金を稼げる」のは一つの価値かもしれないけど、それだけがすべてではないよね。
はあ、、とため息をつきたくなる映画でしたw