せびたん

知りすぎた少女のせびたんのレビュー・感想・評価

知りすぎた少女(1963年製作の映画)
4.0
カラーだと思ったらモノクロだった!
ここでこんな告白をするのもどうかと思うけれど私、モノクロの映画はあんま好きじゃないかもしれない(笑)。ヒッチコック作品他いにしえの名画を見る気があまりしないのは、たいていモノクロ作品だからだと今気付きました。よく考えてみましたら私を映画鑑賞の道に引きずり込んだ「世にも怪奇な物語」も色彩の綺麗な映画でしたしね。たぶんそうだわ。これまで見たすべてのモノクロ映画に無自覚なままモノクロ減点してたかも知れないわ…。

そんなわけでがっかりしながら見始めたわけですが、わりと早い時間帯から陰翳のある映像の綺麗さに引き込まれて楽しく見ることができました。うん。これはいい。物語のメイン舞台となる家の立地がなんかおもろい。恋愛要素が少し鼻についたけど、昔の映画には恋愛要素がかかせない雰囲気あるので仕方ないか。話的にはクリシェな展開を微妙にブレさせたり、ブレさせると見せかけてクリシェなままだったりてなふうにゆらゆらしててニヤニヤできました。

タイトルがどー見てもヒッチコックの「知りすぎていた男」を意識してるので、「知りすぎていた男」の内容をよく覚えてる人にはニヤニヤできるシーンがあったのかも。関係ないのかよってツッコミ入れてるかもだけど。

ちなみに話はこんな感じ。
ローマの親戚を訪ねてきた推理小説オタクの主人公(美人さん)。深夜に親戚の叔母さんの病状が悪化したので医者を呼びに行く途中、ひったくりに襲われ、さらに殺人を目撃してしまうが、果たしてその殺人は本当にあった事件なのか。それとも彼女の見た幻か…。

さて次はカラー作品見るぞっ。
リサと悪魔からの新エクソシストって流れでいこうかな。
あとはファイブバンボーレとラビッドドッグス、この4本は見落としたくないっ!🤩
せびたん

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