マッサージ屋2号店

アウェイクのマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

アウェイク(2007年製作の映画)
3.0
父親の跡を継ぎ大企業の経営者となったクレイトン(ヘイデン・クリステンセン)は秘書のサマンサ(ジェシカ・アルバ)と付き合うも母親のリリス(レナ・オリン)に反対されていた。
さらに心臓疾患を持つクレイトンは心臓移植を待つ身でもあった。
ドナーが見つかり友人の心臓専門医ジャック(テレンス・ハワード)に移植手術を行ってもらう事になった。
ところが全身麻酔を施されてるにもかかわらず、クレイトンの意識は覚醒したままだった・・・。

手術中に意識だけがハッキリしてしまうという恐怖を描いてます。
しかもメスで切られた痛みも分かってしまう。
だが声をあげることも体を動かす事も出来ない。
全身麻酔は決して安全ではないと知られてますが、こういう作品を見ると本当にゾッとしますね。

その恐怖もさる事ながら、中盤からサスペンス色が一気に湧き上がるんです。
このくだりも結構恐ろしい。
幽体離脱状態でそれを知ってしまうクレイトンの絶望感は何とも言えない。

ラストも良いんだけど、イマイチ盛り上がらないんですよね。
ミョーに淡々と流れてしまうというか。
「なぜ?」の部分ももう少し見せてくれないとあのつらいオチが生きてこないような。