心臓を患った金持ち男が、全身麻酔の手術に臨むも、意識が残ってしまうという話。
まずこういった事例が実際にあることに戦慄。
全身麻酔により声を上げることも身体を動かすこともできないけど、痛みは感じるという…想像しただけで冷汗もの。
ただこの映画の肝はそこじゃない。
身分違いの恋愛と臓器移植手術で、どうやって話を進展させていくのかと思いきや、スピーディな展開と秀逸なミスリードに震えた。
痛々しいシーンもあるにはあるけど、そんなものは前座に過ぎない。
ジェシカアルバはかわいい。
レナオリンは蜘蛛女。
役者のパブリックイメージが存分に効いた脚本に唸らされた。
誰かに勧めたくなるようなサスペンス、ミステリーの要素だけでなく、家族愛も感じられる素晴らしい傑作だった。