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ザ・サムライ/荒野の珍道中のSのレビュー・感想・評価

4.3
足軽、保安官、詐欺師、奇妙な組み合わせの3人組による荒野の珍道中!
そんな風変わりな設定ですが、セルジオ・コルブッチ監督のしっかりとしたマカロニ・ウェスタンなんです(コメディ寄りではありますが…)。

【あらすじ】
日本の天皇から米国へ贈られた神聖な仔馬がインディアンの襲撃により奪われてしまった。
身代金を要求するインディアンに対して、事態を解決する為に足軽のサクラ、保安官のブラック・ジャック、詐欺師のスイス・チーズの3人が共に旅をするはめに…


主役3人のキャラ立ちが良く、それぞれが魅力的なんですが、なんといってもサムライに憧れる足軽のサクラが印象に残ります。
頑丈でアクロバティック、鍛え抜かれた肉体と精神力、見かけによらない強者っぷりで何度も笑わせてくれます!
ヘンテコジャパニーズっぷりも最高でした!!

終始おふざけムード満載かと思いきや、終盤では銃撃戦を始め見応え十分。
劣勢に立たされながらも果敢に立ち向かう3人の〝サムライ〟が格好良かったです!

白も黄も黒も先住民も…肌の色や人種なんて関係ない!

アメリカ西部の荒野を舞台に、騙し騙されなんだかんだで協力し、最後の最後まで楽しませてくれる痛快なマカロニ・ウェスタンでした。

作中のBGMも素晴らしい。
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