えそじま

若者のすべてのえそじまのレビュー・感想・評価

若者のすべて(1960年製作の映画)
4.5
滅私ロッコ。聖人は自分を守れない、現実の聖書の不可能性。戦後イタリアの奇跡的復興にはじかれ都会の片隅に散る南部一家連帯の夢。汚点どころの話ではない最悪な兄に対する無償の愛でもう涙腺崩壊です。バガボンドの清十郎じゃないけどね、本当に兄弟って不思議なもんなんですよ…どんなクズだろうが罪人だろうが、兄の腕がもがれれば自分の腕がもがれたように痛むんですよ。分かるよロッコ…あの悲痛な叫び。それが駄目だったんよってオチなんすけどね
えそじま

えそじま