まつこ

若者のすべてのまつこのレビュー・感想・評価

若者のすべて(1960年製作の映画)
4.0
家族ってなんだろう。

ぽやんぽやんしたアラン・ドロンがどんどん男の顔になっていく。綺麗な顔に流れる涙の美しさよ。ぽやんぽやんしたちょっと間抜けなアラン・ドロンの方が個人的には好みだなぁ。

全てを受け入れようと広げた両手の中に聳える黒い影。それでも生きたいと願いもがく姿に苦しくなった。恋は盲目というけれど…女にボケた男の怖さにゾクゾク。

すべてを許すことがよくないこともある。

何があっても家族なんだって感じがイタリアっぽいなぁなんて思った。
まつこ

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