上海十月

若者のすべての上海十月のレビュー・感想・評価

若者のすべて(1960年製作の映画)
3.8
再見映画ですね。ヴィスコンティは、ネオリアリズムに傾倒していたので、ことさら貧乏な家族のミラノでの生活を描くが、なんとなく育ちの良さがあちこちに出てくる。ギャングたちやロッコのファッションは、だんだんかっこよくなってくる。一番可哀想なのは、娼婦のナディアだろう。ある意味ファムファタールだが殺されてるので可哀想な感じ。ボクシングシーンは不得意なのかあまりよくない。でもアラン・ドロンの裸をヴィスコンティは見たいのかやたら出てくる感じだ。ラストの殺人犯の次男を母親と三男が無かったことにしようという所は、マフィアの考えに通じている感じもしましたね。CCが余り出演シーンが無いので個人的には不満。
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