松長もんど

ベン・ハーの松長もんどのレビュー・感想・評価

ベン・ハー(1959年製作の映画)
4.3
ローマ帝国、キリストの生誕。
ユダヤ人として生まれた青年”ジュダ・ベン・ハー”と旧友”メッサラ”2人の確執、そして復讐。
神の導きによって、運命を切り開く人々の壮大な物語。

監督は『ローマの休日 (1953)』『大いなる西部 (1958)』のウィリアム・ワイラー。

本作の一番の見所は、やはり何と言っても戦車競走。
このシーンの為の本作と言っても良いほどの名シーン。
ここについては、頭の中で名作西部劇『駅馬車 (1939)』における”アパッチ族の襲撃シーン”を連想していたのだが、まさにその駅馬車でスタントマンをやっていた”ヤキマ・カヌート”が本シーンの演出を担当しているとの事。

現代技術のCGには決して出せない、生身の人間のリアルな描写、その魅力がそこに詰まっている。


▼関連作品映画
『駅馬車(1939)』
https://filmarks.com/movies/34561