きんゐかうし卿

ブラッディピエロ 100人連続切り裂きのきんゐかうし卿のネタバレレビュー・内容・結末

1.3

このレビューはネタバレを含みます

 

自宅にて鑑賞。日本劇場未公開で、原題"100 Tears"。何でもないシーンで流れる妙なBGM。サーカス=ピエロと云う発想が安直で、そのルックスに必然性が欠落している。センスの無い画面と全く感情移入出来無い薄っぺらい登場人物達、意外性や臨場感が無い破綻だらけの間延びしたストーリーに何度も登場する割にワンパターンなグロ描写。クライマックスをオープニングに持ってくる意義の無さ。急ぎ過ぎたのかラストも無理矢理っぽく呆気にとられてしまう。正直、最後迄観続けるのが苦痛だった悪作で二度と観たくない。25/100点。

・血まみれの可笑しな格好をした男に父親と告白され、否定や拒絶より先に受け入れ、惨殺に手を貸す娘、拳銃や武器を持っていても何故か必ず素手になるバトルの数々、そして簡単にやられてしまうピエロの最期……観客を納得させたり、共感を得る事を拒否した論ずるに値しない屑を絵に描いた様な明らかな駄作。

・エンドクレジットの一番最後にタイトルコールがされるが、赤字で“1”が“2”に書き換えられ、“200 Tears”となる。

・鑑賞日:2016年3月19日