完全に観る時期は間違えたよね(笑。ハロウィンにぴったりの映画を何故か1月に観るという…。面白くなくてもいいからくだらないホラー映画を観たいと思い観てみたら、意外と面白いくだらなさがある映画だった。
あるハロウィンの日の4つの出来事をオムニバス形式で描いた作品。一つ一つの話に意外なオチが待っていて、さらにそのストーリーが意外なところで繋がっている。別に完璧というわけではないが、この手の映画にしては良く出来ている。なんかハロウィン版「パルプ・フィクション」って感じの脚本だ。(あの名作と比べるのはあれだが…)
またそのB級感もまたいい。CGにあまり頼らない絶妙に安っぽい特殊メイク、適度に面白いぐらいのグロさ、絶妙にどうでもいいキャラクター。一つの話が大体20分もないので、あまり気にせずかるーく観れる。犬の鳴き声や子供の叫び声など、正直「うるせーなー」とイラッとした部分もあるにはあったが、まぁこれくらいなら許容範囲かな。
別に何も素晴らしい作品というわけではないし、一言で言うとくだらない。だが、それはいい意味でだ。この映画に求められている絶妙なB級感がそこにはある。全く怖くはないが、所々クスッと笑えていい感じにくだらない。まぁ、ハロウィンの季節にソファでくつろぎながらダラダラ観るにはちょうどいい映画だ。
