真っ黒こげ太郎

ブレイカウェイの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ブレイカウェイ(2000年製作の映画)
4.5
※今作を観た動機はかなりアレです。ごめんね。




正直に白状します。




ジャケ借りしました。


ジ ャ ケ 借 り し ま し た 。



「何か誰も観てないようなB級アクション映画の掘り出し物ないかなー」と思いながらネットレンタルサイトをぼんやり眺めてたら今作のジャケが目に留まって。
「なんか結構面白かったダイハード物「ブレイクアウェイ」にタイトルが似てるし、フィルマの評価も高いし観てみよ!」と思い、ついレンタルしちゃったのです。

しかし、監督がまさかのほのぼの映画だった「フレッシュ・デリ」や物凄い考えさせられた「未来を生きる君たちへ」の脚本を手掛けた人だと知り、海外版ジャケも見た所でなんとなく察してしまいました。
「あ、これ、ドンパチやる映画じゃないや…」と。

それからなんか微妙に冷めてしまっていたんですが、「フレッシュ・デリ」や「未来を生きる君たちへ」はなんだかんだで面白かったので、気持ちを改めて観てみることにしました。




わけあって、大金を手に入れた下っ端ギャング達四人組が組織を抜けるために逃避行、その後偶然逃げ込んだ先の森の空き家で、ギャングの一人がレストランを(何故か)開業するふりをしようと思いつく。
最初は周りを誤魔化す為のふりだったが、なんだかんだで最終的に土地を買い、本格的にレストランを始めようとするのだった。




その内容はジャケから想像もつかない内容でビックリしました。まさかレストランの経営を始める話だったなんて夢にも思いませんでした。

そんな変わった内容ですが、これが結構面白い。
四人のギャング達がレストラン作りをやってく内に、だんだん彼らの心境が変わっていくのが面白いです。
彼等にはそれぞれ暗い過去があるが、ちゃんとそれらを行動を起こし克服していってるのが良かったです。
色々と衝突したりしながらも、なんだかんだで固い友情で結ばれてるのも良い。

正直ジャケみたいなシーンは全くないし(車が炎上したりはしてたが)、脚本も少々乱暴、最後の問題の決着もアッサリしすぎる所はあったけど、全体的にほのぼのまったりな雰囲気が良かったし、観終わった後も爽やかな気分になれました。

こんないい映画だったんならもっと早く見れば良かったなー!(今更かよ)
偶にはこんなハートフルでほのぼのする映画もいいもんですよ。
素敵な四つ星ムービ。(俺は0.5プラスしちゃうけどね!) オススメですよ!