短評
往年の人気スパイコメディをアン・ハサウェイとスティーヴ・カレルのW主演でリメイク。分析官として優秀すぎてスパイになれなかったスマートが、整形したベテラン女スパイ99と手を組み、ロシアの保有する核の行方を追う!
スパイコメディとして冒頭から笑いの宝庫。スパイ映画あるあるともいえる、無駄に多い入り口、使い道の無さそうなガジェット、黒幕は身内。その全てを踏襲しながらもしっかりギャグとして昇華させてるのが良い。
また、アクションも骨太ガンアクションから、空中アクションまで妥協なくやる 幅広さ。溢れ出るCG感などはこの際野暮というものだ。
後半から99がベテラン感無くなるのに加え、やはり黒幕とも言える人物の背景などは描かれないため、若干の不完全燃焼は否めないものの、スカッと爽快、たまに下品、近年のスパイ映画では面白い部類に入ると思う。