お馬鹿映画とはこうあるべきだ。
基本はコメディチックなノリなのに、スパイ物の面白さの屋台骨であるガジェットや設定はしっかりとした作り。この、一見両立しないであろう二種類が、とんでもなく絶妙な塩梅で繰り広げられるんだから面白いに決まっている。
長年エージェントになることを夢見ていた分析官が、ひょんなことからエージェントとして犯罪組織に立ち向かうお話。
この作品、主人公を演じるスティーブ・カレルがトンデモなく良い味出しています。アン・ハサウェイ演じるパートナーは結構直情的なのに対して、主人公は全くの無表情。如何なる時でも感情的にはなりません。
でも、おっちょこちょいでよくミスをする。無表情で。
凄いシュールなんですよ。もうこの光景が面白くて面白くて…
バディ物としても、お互いが出来ないことを上手くカバーし合ったり、信頼関係を深めていく描写がしっかりとしているので満点です。
何度も言いますが本当に面白いです。大好き。
スパイ物やコメディー好きだけではなく、万人の方にオススメ出来る一本です(∩´∀`)∩