NoAceJustYou

デス・ロード 染血のNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

デス・ロード 染血(2007年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

2022/10/30鑑賞。40点。
エミリー・ブラントとアシュトン・ホームズ、マーティン・ドノヴァン・・と有名どころ揃いの低予算ホラー。製作サイドには、スティーヴン・ソダーバーグとジョージ・クルーニーが名を連ねる。監督のグレゴリー・ジェイコブズといえばソダーバーグの右腕として彼の作品をバックアップしてきたプロデューサー活動が有名では?ちなみにソダーバーグが監督した【マジック・マイク】の続編を、ジェイコブズに託すほど2人の信頼関係は厚い。
B級映画とブラックバスター映画を行き来する作曲家のクリント・マンセルが本作の音楽担当。
登場人物には名前がついていないので、文字で記録するのが少々面倒。

男子学生の思いやりだったり、一見頼りなさそうだけど実は凄くタフな性格だったりが女子学生に伝わって行くのは素敵。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
エミリー・ブラント演じる女子学生は、クリスマスに実家に帰省することを考えている。
大学内で「デラウェアに行くので、同じ方向に行く人を車に乗せます」という張り紙を見つけた女子学生は、アシュトン・ホームズ演じる男子学生の車に乗せてもらうことに。

2人がガソリンスタンドに寄った後、雪道を走っていると対向車が突然現れる。
ハンドルを切ったところタイヤが溝にハマってしまい、険悪なムードに。

女子学生は、男子学生が地元を偽っていることや話の矛盾点に気づいたことから、彼をサイコ呼ばわりする。
車が動かないため、女子学生は車に残り、男子学生は助けを呼ぶためガソリンスタンドに歩いて戻る。
だが、男子学生はガソリンスタンドに行くのはやめて車のところまで戻ってくる。

男子学生は、「以前から女子学生のことが気になっていたが、いい誘い文句が見つからなかった。それで、デラウェアに行く張り紙を貼ったら女子学生とドライブの道で仲良くなれると思った」と白状する。
和解した2人は、車の中で厚着をして寒さを凌ぐ。

そんな中、女子学生がトイレをするため車外に出たところ、森の中を歩く数人の男たちと目が合う。男子学生も男たちの影に気づくが、男たちは2人を無視するかのようにして去って行く。

しばらくすると警官(演. マーティン・ドノヴァン)が現れ、「ここは駐車禁止だ。見逃す代わりに何かしら特別な計らいが欲しい」と言う。
女子学生は金を渡して助けてもらおうとするが、警官は「俺の車に乗れ」と命じる。男子学生が警官を殴ったところ、なぜか学生2人は気絶。目覚めると警官は消えており、2人は男子学生の車の中にいた。

車の中にある新聞を見た女子学生は、自分たちのいる606号線でかつて大規模な事故が発生したことを知る。自分たちが見た森の中の男たちは、当時事故現場に駆けつけた僧侶たちの幻覚なのかもしれない。

男子学生は体が弱っていき、吐血と血尿の症状が出てくる。女子学生は、彼を救うために助けを呼びに行くことを決意する。

公衆電話を見つけた女子大生は電話で助けを呼んで車に戻るが、男子学生は既に亡くなっていた。

通報を受けて救援のために派遣された運転手は、女子大生を車に乗せると来た道を戻る。
車内で、606号線のいわくについて聞かされる女子大生。
ー606号線を通る人を捕まえて殺害する連続殺人犯がかつて存在し、その正体は警官だった。その警官はある日事故を起こして谷底に落ちた。
時が経ち、大規模な事故が606号線で発生した。救援に来た僧侶たちは結局凍死してしまったらしい。ー

そんな話をしていると、正面から例の警官が乗った警察車両が突っ込んでくる。
運転手は殺害され、女子大生は気を失う。
※運転手は現実の存在ではなく、この606号線で死んだ人の残留思念だった。

再び目覚めると男子学生の車に戻っていた。
男子学生の霊体に励まされ、彼の導きに従って歩くと女子学生はガソリンスタンドに着き、彼女は保護される。
そして、606号線に残り続ける警官の悪霊は、僧侶たちの手によって葬られるのだった。
NoAceJustYou

NoAceJustYou