YasuhitoArai

処刑男爵のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

処刑男爵(1972年製作の映画)
3.5
マリオ・バーヴァ監督作品。
ペーターは自身がオーストリアの処刑男爵の末裔であるため、オーストリアにある処刑男爵がいた城を訪ねる。処刑男爵は魔女の呪いにより滅んだが、ペーターが祖父の家で見つけた古文書の呪文を唱えることにより、処刑男爵が復活してしまう・・・という話。

マリオ・バーヴァお家芸のゴシック・ホラー。古城、夜霧、処刑道具が雰囲気を作る。脚本よりは映像を楽しむ作品。最後らへん話の展開がすごいことになっていった。

ズームイン、ズームアウト、ピント切り替え、顔のアップの演出が多用されてた。霧と色付の照明がバーヴァらしい。処刑男爵のメイクは、フレディみたい。

処刑男爵復活後に、医者の家を訪れて、フレディみたいな見た目の浮浪者なのに、家に招き入れて治療しようとする呑気さに笑った。
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