グラッデン

農家の嫁 三十五歳、スカートの風のグラッデンのレビュー・感想・評価

2.5

HDDに間違って録画されてた映画を消す前に視聴、という新年1発目の鑑賞。

35歳の農家の主婦が、モーニング娘。11期生オーディションを受けるために、単身(広島だと思われる)家を飛び出し、逃避行のような道程で東京へ向かうという物語。

広島出身の鞘師里帆という稀代の才能がモーニング娘。を卒業した翌日(2016年1月1日)に見る映画として、どうだったのかという内容であるが、公開当時が2012年ということで、おそらく製作者側は彼女を意識したと思われる。作り手側も、結構なアイドルファンなのだろう(絶対非公認だけど)。

主演の嘉門洋子による濡れ場多数のR-15作品。んで、濡れ場を期待すると全くダメなので評価は低くて当然。ただし、物語のアプローチとしては決して悪くないと思う。言い方次第だが、超変化球のアイドル映画とも言えます。農家の夫婦としての風景も、作りモノに感じない味のある部分。

もっと普通に作ったら良かったと思うんだが、物語的に許せるのはこういう作りかもしれない。良いも悪いも「惜しい」という言葉が飛び交うのもアイドル映画らしいかな。