雨宮はな

不思議惑星キン・ザ・ザの雨宮はなのレビュー・感想・評価

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)
2.0
私が今まで観た中で、いちばん「好みかどうかで評価が激しくわかれるな」と感じた作品かもしれません。

舞台が舞台なので、「小綺麗な」「さわやかな」「華やかな」とは無縁です。言葉も「クー」「キュー」だけで(通じ合っている設定の時は別だけど)、価値観や知能レベルなどは動物か原始人レベル。個人的には好みでない部分が多く「一体何を見せられているんだろう」と感じる時間さえありました。
ただ、主人公たちが自分を順応させていく様子や、三言語を使える人を「3つの言葉でものを考えるからややこしい」とする表現は非常に面白かったです。

「マッチは高価なもの」「ランクによって身に着けられるものが変わる」「下のランクなら乱暴されても仕方ない」など、違う価値観をどのように受け止めるかをテストされているのかもしれないとも思えました。
雨宮はな

雨宮はな