あや

不思議惑星キン・ザ・ザのあやのレビュー・感想・評価

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)
5.0
マシコフは妻に買い物を頼まれ歩いていたところ、バイオリンを持つ学生ゲデバンに「自分のことを宇宙人だと言っている人がいる」と呼び止められ、その浮浪者の男性が持つ空間移動装置で2人は砂漠の星に飛ばされてしまう。2人はなんとしてでも地球に帰ろうとするが…

このヘンテコリンな世界観大好き………
この星では階級があって、身分の低い"パッツ人"は鼻に牛みたいに銀色の輪っかをつけて、身分が高い"チャトラ人"に「クー」と挨拶しなければならないんです(笑)※ただし罵声を飛ばすときは「キュー」

そしてマッチが星では"カツェ"と呼ばれる貴重な物なのでこれをめぐって騙し騙されたり、マシコフたちも痛い目に遭う。
マシコフとゲデバンは砂漠の星に着いてから2人の宇宙人と遭遇するんですが、最初はマシコフたちを騙そうとしていたのにだんだん間に友情みたいなものも芽生えてくるのがしんみりする。


この映画では地球と異星の文化の違いが描かれているけど、いま生きているこの地球でもそんなに変わらないかと。その国にいたら自国とは違う文化に慣れなければいけないし、キン・ザ・ザでもあるような差別意識や選民意識は地球にもある。
星を越えた友情にもぐっとくるし、変な歌を歌うシーンも笑えるし名作すぎた。

この映画を観た人には通じる挨拶の「クー!」したい
あや

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