2022.02.23レンタルDVDで再見
確か本作は名古屋では劇場公開されなくてビデオで見たのが初見だったと記憶しています。
今日はたまたま映画館で見た「牛首村」も本作も双子が鍵となっている映画ですが一方は邦画のオリジナル脚本、こちらは大ベストセラー作家キングの原作。
同じホラーでもアプローチが違いますがどちらが面白いかはもう比べるまでもないですね。
本作の原作って本屋で見かけたことがないのですが翻訳されていないのか、それとも直ぐに絶版になったのか。とにかく原作未読ながら監督と脚色は一応ロメロだしね。「ゾンビ」とか自分はそんなに評価していないですけどこの頃の彼はまだまだ地味な題材でもそれなりに面白く見せる力はあったと思います。
キング原作は作家が主人公となる作品が多いですよね。やはり自分と重ねてしまうところがあるのでしょうか。彼もまたリチャードバックマンという別名で何冊か出版しているし。
別名義で出していたバイオレンス小説がベストセラーになっているサッド。しかしストーカー的な奴にそれをバラすと脅迫をされたのを機会に正体を明かし、そしてヒットシリーズも封印すると関係者が次々に殺されてサッドに容疑が。
封印（抹殺）したキャラが復讐と欲望のままに殺人を繰り返していると直感でサッドは気がつくも警察がそんなこと信じるはずもなく。
この辺で警察を絡ませたせいでちょっと滑稽な感じになってしまったと思います。だって架空の人間が犯人ですと言ってもそんなの「はい、そうですか」って受け入れられる訳ないので。
それでもまあ2時間の作品でそれなりに殺人も痛々しく描写されていて飽きずに見れました。
若くしてオスカー受賞した不遇の俳優ティモシーハットンもまだまだハンサムで一人二役で演技も確か。妻役のエイミーマディガンは最近全然見ないですね。
それ以外にも「ヘンリー」のマイケルルーカーも出てますがまだ若い。それにジュリーハリスやらルナーニャアルダ、当時多少は人気があった？チェルシーフィールドなんかが共演しています。
