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ダーク・ハーフのadeamのレビュー・感想・評価

ダーク・ハーフ(1993年製作の映画)
2.0
スティーブン・キングの原作を基にしたゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ90年代唯一の長編作品。
作家が自ら葬ったペンネームを名乗る人物が現れ、殺人を繰り返しながら作家の元へと迫って来る物語です。
ティモシー・ハットンの二役は極端で笑えてしまいましたが、クライマックスではその立場が逆転しかける場面をうまく演じていたと思います。
マイケル・ルーカーがいつになく真っ当な保安官を演じており、主人公の奇妙な状況への理解を示してくれるこの手の作品には珍しいキャラクターで良かったです。
そしてその存在によりストーリーはミステリー的な雰囲気を持ちながら割とシリアスに進むのですが、何かと無理のある展開も多く、真面目に理屈を考えようとするのがバカバカしくなってしまいました。
設定は良かっただけに、中途半端に体裁を整えるよりもっとパワープレーでメチャクチャな作品にしてほしかったです。
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