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マルコヴィッチの穴のmamのネタバレレビュー・内容・結末

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

妻のいる売れない人形師のクレイグは生活のために就職するも、それが何とも奇妙な7 1/2階にある会社で天井がとっても低い。そこで魅力的な女性マキシンに出会う。ある日社内の壁に扉があるのを見つけ入ってみるとスライダーのようになった穴へと滑り落ち気がつくとそこは俳優のジョン・マルコヴィッチの頭の中だった。どうやら15分だけ頭の中に入ることが出来るよう。妻やマキシンにも知らせ、マキシンはその魅力でマルコヴィッチを誘惑し、妻も頭の中に入る体験をする。そして何故か頭の中を通じて二人が恋愛感情を抱くようになり、それに嫉妬したクレイグが妻を遠ざける。人形師としての技なのかマルコヴィッチを操るのも上手くなり頭の中にもずっと存在できるようになる。マキシンとも婚約でき、マルコヴィッチを完全に乗っ取った状態で俳優業から彼の知名度を利用しまんまと人形師へと返り咲き大成功。クレイグは全てを手に入れたかと思われたが...。

いろんな人に次から次へと頭の中を支配されるマルコヴィッチが本当に不憫...。計画を知り自分自身も頭の中に入ってしまうマルコヴィッチの意識下の世界が、男も女も子供も老人もみ〜んな顔がマルコヴィッチでめちゃ面白かった。

2022-403
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