ワルシャワの柔肌(はだ)の作品情報・感想・評価

「ワルシャワの柔肌(はだ)」に投稿された感想・評価

ウィークエンド、フライパン殺人、少年と犬、トランスと並びオシャレな人喰いは常々観たいものだ。
堊

堊の感想・評価

4.0
「だからね、あれは神様に祈るための行為で、性行為じゃないんだよ。たまたま子供を生むための行為と同じだけ」


セックスするたびにマッドマックスみたいな音楽がなるのが笑ってしまう。でもこれで子供が生まれるなんて信じられないね。
ズラウスキーらしい変態エロ映画。

セックス描写が目立つせいで逆にエロくないし、そもそもの過程がまるで理解不能。

でもセックス描写以外は暴力的狂気描写が控えめだったから、その点では物足りなかったかな。
宇京

宇京の感想・評価

3.5
彼女は神なんかではないから美しいのだと思うし、神なんかじゃないからこそ美しくない。
buccimane

buccimaneの感想・評価

4.0
思いもよらない大オチまで高いテンションがキープされてて良かった。
シャーマンとかそういうのはワケ分からないけど。
ペトリさんも魅力的だし豹柄面積の小ささ上品で良かった。
パーティが凄い盛り上がってて様子をもう少し見てたかったけどすぐ抜け出しちゃわれるから残念。
ポロリもあるよ
カメラも人も動きが早くて、それだけで圧倒されてトランス寸前。音楽も音も、話に関係ない人物も街も壁も階段も車もすべてが輝いてみえてしまう。これが映画〜〜!って100回くらい心の中で叫びながらみていた。どこからみてもズラウスキ。大好きです。

ラブロマンスのオカルト風味。

熱量が半端ではありません。

イオーナ ペトリ、素晴らしいです。
メモ帳

メモ帳の感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

序盤で発掘されたミイラは頭が割られているので、そのミイラを発掘した主人公の頭も終盤で割られるのも無理ないです。ミイラ取りがミイラになったわけです。
この映画に溢れるほどに出てくるモチーフのどれがどう繋がってどういう意味をなしているのかが込み入っていて、ちょっと自分にはわかりません。
具体的に列挙してみると、ラストのウランによる核爆発と、ヒロインが働いている溶鉱炉と、中盤で主人公がヒロインに向かって「マグネシウムを取れ」と言ってチョコレートを食べさせる事と、ミイラと共にキノコが発掘されること(もちろん核爆発したあとのキノコ雲と呼応したモチーフであり、このキノコはシロシビンを含んでいると言うセリフがあることから、シャーマンとも関連したモチーフでもある)は繋がっているのではないでしょうか。
それから、ヒロインが度々頭に被る帽子がポーランド軍の兵士が被る帽子であることと、序盤から中盤までの間の屋外シーンで数回背景に映り込む、戦争の英雄を称えた銅像(戦争を忘れないための記念碑かも)と、ミイラを見て主人公が「装身具から愛国者だろう」と言うことと、ヒロインが下半身の毛を全部剃って主人公にそれを見せながら「彫像のようになりたかったの」というセリフは呼応していると思われます。そもそも、わざわざワルシャワを舞台にしていることから、戦争が何かしら関係しているのは確かかなと(これ以前にズラウスキーがポーランドで撮った、夜の第三部分、悪魔、シルバー・グローブは全て戦争が関係していた)。
あと、ヒロインが主人公の脳みそを食べることと、中盤で主人公がヒロインに言う「お前の中に俺の存在がいる」が繋がります。それとたぶん、主人公が学生に対して話す「人間は物質主義に捉われている」(つまりアニミズム?)とかいう話も、ここに繋がってくるのではないかと思います。
そして何よりも、主人公の頭が割られる直前のラブシーンで、ベッドの横の窓ガラスにヒロインのヌード写真が十字架の形に貼られていて、そこから差し込む光の中で二人が十字架に磔にされたキリストのようなポーズで抱き合うというのが謎すぎです。もしかしたらこれと、中盤で主人公がヒロインに向かって言う「女の愛液には悪魔がいる」というセリフは関連づいているのかもしれません。実際、このセリフを言うラブシーンの最後に、上空から謎の光が差し込み(室内なのに!)画面が真っ白になるという、他のラブシーンとは全く違うことが起きています。
ラジカルさとデカダンス溢れる一作
とにかく早くテンションが異常
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