おおなり

自由を我等にのおおなりのレビュー・感想・評価

自由を我等に(1931年製作の映画)
4.8
古典的で普遍的な映像の撮り方だが、セリフがないシーンやフレーム外からの情報の豊富さはピカイチで、視覚を最大限生かした映像がすばらしい。
ベルトコンベアのドタバタ劇は完全に『ライムライト』の原型であり、チャップリンやキートンが"個人の喜劇"であるとするならば、この映画は"集団の喜劇"、あるいは"喜劇としての映画"である。
ルネ・クレールの傑作を観た。