CGアニメーション映画という事でスピルバーグ監督作品でありながら、唯一観ていなかった同監督作品ですが、ようやく観てみる事にした。
とりあえず素直に映像のクォリティの高さに驚いた。特にカメラが素晴らしい。モーションキャプチャCGアニメーションなので正確にはコンピューターの中でのカメラ設定が素晴らしいというのか…。シーンごとのカメラポジション、カメラワークが絶妙でそのカメラを観ているだけで本当に楽しい。
映画前半、タンタンが財布をすられて車にひかれそうになるシーンのカメラ設定などがその好例でカメラのアングルやポジションを切り替えるタイミングが見事過ぎる。映画ではよくある「車にひかれそうになるシーン」をこんなに巧く迫力をもって見せた映画を他に探すのは難しいと思う。