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オペラハットのkazu1961のレビュー・感想・評価

オペラハット(1936年製作の映画)
4.3
▪️JPTitle :「オペラハット」
ORTitle:「Mr. Deeds Goes to Town」
▪️First Release Year : 1936
▪️JP Release Date : 1936/05/21
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : 第9回アカデミー賞 監督賞
▪️Appreciation Record : 2022-118 再鑑賞
🕰Running Time : 115分
▪️Director : フランク・キャプラ
▪️Writer : ロバート・リスキン
▪️MusicD : ハワード・ジャクソン
▪️Cast : ゲイリー・クーパー、ジーン・アーサー、ジョージ・バンクロフト、ライオネル・スタンダー、ダグラス・ダンブリル
▪️Review
レビュー点数4点以上ばかりの、私の大好きなフランク・キャプラ監督のこれまた素敵な名作です。
いつもの通り『アメリカの良心』『理想のアメリカ人像』を描いた作品で、ほんと心を温かくさせてくれます。1930年代に多く作成されたスクリューボール・コメディの原点であるとも言われています。
そして、田舎町の伝統的な価値観と洗練された都会の利己的な価値観を対比させて、物質主義への否定とシンプルなカントリーライフへの回帰を示唆する作品になっています。
チューバ演奏が趣味の田舎育ちの主人公ディーズと(ゲイリー・クーパー)彼をスクープしようとする新聞記者ベイブ(ジーン・アーサー)との恋の成り行きが楽しくて見ものです。またクライマックスの法廷のシーンも秀逸で、どこから観ても温かくなれるまさに傑作です。

物語は。。。
ニューヨークの大富豪が急死し、その妹の息子で田舎町に住む心優しきディーズが遺産を相続することになりました。しかし、遺産を狙う輩たちは競ってディーズに接近し、ついには彼を狂人扱いして遺産を取り上げようと裁判を起こしてしまいますが。。。

フランク・キャプラが監督しアカデミー賞監督賞を受賞しました。
ゲイリー・クーパーとジーン・アーサーが主演しました。キャプラ監督とクーパーは『群衆』でも共演。さらにジーン・アーサーは『我が家の楽園』『スミス都へ行く』とキャプラ監督作品への出演が続き、自身の代表作ともなりました。クーパーとアーサーは『平原児』でも再共演している黄金のトリオですね!!

2002年、アダム・サンドラーとウィノナ・ライダー主演で『Mr.ディーズ』としてリメイクされています。

▪️Overview (映画. comより)
遺産相続を巡る騒動に巻き込まれる善良な男の姿を、コメディタッチで描いた社会派ドラマ。田舎町で幸せな毎日を送っていたディーズの元に、大富豪である叔父の遺産が転がり込む。しかし、ニューヨークへやって来た彼を待ち受けていたのは金目当ての汚い連中ばかり。彼は正体を隠して接近してきた女性記者ベイブと恋に落ちるが……。監督のフランク・キャプラは本作で、「或る夜の出来事」に続き2度目のアカデミー監督賞を受賞。
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