Tatsu

トゥー・ラバーズのTatsuのレビュー・感想・評価

トゥー・ラバーズ(2008年製作の映画)
-
目眩がするほど完璧な大傑作。カメラで人を映さない男が窓枠というフレームに収まっている彼女に惹かれていく。とにかくスリリングな恋愛劇。サスペンスな見せ場が満載。パルトロウの焦点の定まらない目線の素晴らしさ。ホアキン周りの細かい不器用な描写の数々は恥ずかしながら多少感情移入して見てしまったり。オチのつけ方にも驚きがあるが、その直前の闇の中歩いてくるパルトロウや闇に覆われた海のショットに痺れる。グレイによる究極のロマンス。『アンダーカヴァー』と並んで最高傑作。
Tatsu

Tatsu