お札を額につけ、バランスをとるために腕を前に出しながらピョンピョン飛ぶ。このザ・キョンシーのイメージって万国共通レベルで揃っているからすごい。見た目もインパクトあるし。
そのザ・キョンシーのイメージ形成の一翼を担った?映画。観たのが中国の公民館っぽい大広間で、子供や当時世代の大人が多かったのもあり初鑑賞だが懐かしさがあった。
まずキョンシーがなぜ存在しているのか。劇中では「死体を家族の家まで運ぶのが非常に労力かかる。だから死体を動かせるようにした」と説明される。おいおいおい、メッチャ納得感あるな〜〜〜!重いからね〜〜〜!
そのキョンシーはお札を貼ることで主の言うことを聞くようになる。逆にお札が剥がれると、硬化した肉体と見境なく攻撃する凶暴な性格で、マジ危険。マジ危険なのに、キョンシーのお札、一点でしか留まってなくて、マジ心もとない。もう少し接着点増やせない?なんであんなにヒラヒラさせてんだ!?
この映画自体はファミリー映画だから怖さはないんだけど、キョンシーの持っている潜在的な恐ろしさっていうものに気付かされる。お札というギリギリのブレーキのみで制御されている凶暴な死体、短気なジジイのカツラくらい不安要素すごい。
キョンシーの魅力だけでここまであるな!
ストーリー、師弟愛でエモさがある。師匠を助けようとして裏目に出まくっちゃう弟子たちの空回りっぷり。
吹き替え、かなり聞きやすくてやっぱりプロの声優はちげえや!って気づきがありました。テンテンちゃんの垢抜けっぷり。
終わり方、マジ、ぶん投げすぎてて最高!!ドッカ〜ン!!!