フレスコの傘

闇のバイブル 聖少女の詩のフレスコの傘のレビュー・感想・評価

闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)
5.0
本当に本当に素晴らしかった!ゴシックロリータ映画への系譜、或いは始祖とも呼べる作品かもしれない。

ストーリーはあってないようなもので、散文的かつ詩情的な映像の羅列がひたすら映し出されてゆく。美しい少女ヴァレリエの未成熟な体と大人びた外見、そして水と花と血のイメージが全編に渡ってちらつく。

全くもってイノセント、そしてギルティな作品。こういった相反する要素が混在することで耽美で如何わしい世界を構築している。

原題はヴァレリエの不思議な一週間という意味なのでこの邦題はいささか首を傾げるが、ゴスロリ映画のバイブル的な存在であり続けることはこれから先も永遠に変わらないのだろう。