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フレンチ・コネクションのkojikojiのレビュー・感想・評価

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)
3.6
1971年 アメリカ 監督:ウィリアム・フリードキン 2022.09.21視聴-430
●ジーン・ハックマン(ポパイ刑事ードイル)
●ロイ・シュナイダー(ルソー刑事)

 はみ出し刑事ポパイのキャラがとにかく魅力的だ。それに負けず劣らずの熱血漢刑事ルソー、珍しく二人とも熱いコンビは確かに最高。
 アカデミー賞作品賞、監督賞を始め多くの賞を取っているのも不思議ではないが、ただこのラストにはびっくりした。こんな結末、あり?
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 ニューヨーク市警察本部薬物対策課で“ポパイ”とアダ名されるドイル刑事。彼は薬物捜査のベテランだが、捜査のためならば強引な手法も厭わない。

 麻薬の売人を逮捕したある夜、ドイルは相棒のルソーと共にナイトクラブで有力マフィアの組長たちを見掛ける。その中に金を羽振のいい若い夫婦がいた。不審に思ったドイルとルソーは、その夫婦を捜査する。
 捜査を続けるうちに、マルセイユの黒幕のアラン・シャルニエがニューヨークを訪れていることが判明する。

 このアラン・シャルニエをポパイは尾行するが、この男がかなりしたたか。この追っかけっこはかなり面白い。
 この後に作られる刑事ものは相当このシーンの影響を受けたに違いない。

 ポパイを襲った犯人が電車に乗り込み、難を逃れたポパイが、この男を追うが、このカーチェイスもまた当時の映像では恐らく相当にスリリングで、これもまたのちの作品に影響を与えたに違い。面白いシーンがとにかく多い。
 ところが、
 これだけの作品なのに、なぜこのラストなのか意味がわからない。この映画を作る時、もうすでにフレンチコネクション2が企画されてたということか?
フレンチ・コネクション2は1975年の作品なのに。不思議だ。
まあ、とにかく2を観ることにしよう。
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