フレンチ・コネクションの作品情報・感想・評価

「フレンチ・コネクション」に投稿された感想・評価

655321

655321の感想・評価

3.0
走る走る俺たち流れる汗もそのままに
いつかたどり着いたら
君にうちあけられるだろ

と歌いたくなるくらいまぁー走る!
観ているこっちがしんどくなるくらい。

刑事ポパイ(ジーン・ハックマン)はひたすら泥臭く犯罪者を追いかける。
カメラマンのアドリブ撮影や、実際に140キロ出して逆走するカーチェイスが織りなす臨場感は抜群。
観ていて息苦しくなってくる。

犯人を追うポパイ達、更にそれを追う観客という構図になるのだが…
頑張って頑張って走って付いていったのに、最後の最後にポーンと突き放される。
ここにきて完全に「あ、もう付いていけんわ」と悟ることになる。
たどり着いた先でうちあけられる♫のは狂気に満ちた世界だということをようやく理解して、背筋が凍る。

物語は私の手から零れ落ちてまんまと逃げ切られてしまうが、その振り切ったRUNNERの背中には不思議な魅力がある。
本多

本多の感想・評価

5.0
古くて新しい。
文句なしの名作!

電車の逃走シーンは俺もこの間撮った。やっぱり面白い!!
しかもフリードキンの電車逃走シーンはしつこくて面白い。

主人公の刑事も仕事中にナンパしてしっぽりやっちゃってたり、取引現場と間違えてタイヤ剥がしを捕まえたり、最後は同士討ちしちゃったりでお茶目。

ラストは衝撃だったな。
これが”アメリカンニューシネマ”か......。
カツ丼

カツ丼の感想・評価

5.0
未だに色褪せない中盤のカーチェイス…。105分間ハラハラしっぱなし。ジーン・ハックマン演じる鬼刑事がしつこくて麻薬組織以上に恐ろしい。全編に渡る手持ちカメラの多用はゴダールの影響か、とにかく映像の臨場感が凄い作品。10代の時に観て以来オールタイムベストの一本。フリードキン監督一世一代の傑作。
台詞が少ないのです。でも町の雑踏やクラクションの音がそれを補ってあまりあるほどの緊張感。素晴らしい。
フランスアメリカ間の麻薬ルートを追い詰める刑事。現在ほどのアクションはないが、有名なカーチェイス、刑事と麻薬組織の駆け引きは面白い。エキストラ無しとは驚いたが、おかげでニューヨークがいい感じに映えている。
アカデミー作品賞受賞作。個人的には「時計じかけのオレンジ」に獲ってほしかったなぁ。自分だけかもしれないけれど、悪役側の繋がり方が難しく感じたり、ラストにしても娯楽映画としてはやや微妙な感も。

しかし、刑事に体力と根性が必要な事をこれ以上伝える映画はないのではと思わされるフリードキン監督の演出とジーン・ハックマンのポパイのキャラクター。リチャード・ドレイファスの「張り込み」のように見張る相手が美女というわけでもなければ、相方と交わす軽口も無くひたすら時間と睡魔と戦う姿は素晴らしい。見るからに鈍足そうなハックマンが諦めずに追いかけるのも印象的。

今や定番となった地下鉄の乗る乗らないの駆け引きも結構この作品の影響が大きいのでは。マイケル・ベイ的なBGMガンガンのカーチェイスも嫌いでは無いけど、やはり本作の追跡劇も格別。
派手な演出を抑えた尾行シーンとカーチェイスのガチ感が素晴らしい。きっと色々な映画に影響を及ぼしてるんだろう。

『恐怖の報酬』ではトラックをレストアしたり、今作では車をバラバラにしたり、フリードキンはバラすのが好きなんだろう。

実話ってのもあり、ラストは呆気なくて消化不良気味。実話といえども、もっと見せ場があって欲しかったかも。
モ

モの感想・評価

3.5
リアルで警察24時みたい。
ERI

ERIの感想・評価

3.5
本作は第44回のアカデミー賞5部門受賞した1971年の作品「フレンチ・コネクション」です。

映像がなんとも生っぽいなと思ったら、元々ドキュメンタリー制作をしていた人が監督をしているんだね。いい意味でその持ち味が映像の中に閉じ込められていて面白い。

銃で打ったあとフランスパンをかじるとか、ドラッグの売人を捕まえる引きのシーンとか、大きな緑のドアから入ってく刑事とか、なんだかいちいち絵になるからニマニマしちゃう。このザラザラした感じも心臓の後ろの方がキュンってなって好き。

電車のシーンも印象的だ。近くにいるのに捕まえられなくて乗ったり降りたり、降りたり乗ったりしながら取り逃がしてしまう歯がゆさ。

これが噂の元祖カーチェイスなのか。電車の暴走もハラハラだし、ポパイ警部のボゴボコの赤い車。執拗なまで売人たちを追い詰める。物語りはたったそれだけなのに、なんだろうこの胸のドキドキ。
>|