あしからず

僕の彼女はどこ?のあしからずのレビュー・感想・評価

僕の彼女はどこ?(1952年製作の映画)
4.0
貧困層に突然大金を与えたらどうなるか?というグロテスクさも、暖色系の豊かな映像とコミカルなエピソードの連続性と謎の幸福感で霞むサークマジック。美味しそうな豪華ディナー(ただし全部ニセモノ)、みたいな虚無感も最高。褒めています。
真っ赤な口紅が映えるテクニカラーがいかにもアメリカ的で好き。
愛すべき偏屈おじいちゃんチャールズ・コバーンが大変いいキャラ。まるでサンタクロースだが、決してワザとじゃないけど全ての原因、な展開は「心のともしび」同様。あとロック・ハドソンはサークのミューズなのか。
つくづくこういうの撮るってよっぽどの苦労人だと思うけど監督の経歴からしてそんな感じだ。

バニラ入りチョコソーダ飲んでみたい。
あしからず

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