MARUKO

ピーター・パンのMARUKOのネタバレレビュー・内容・結末

ピーター・パン(1953年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

大人になりかけてるウエンディは、腕を羽ばたかせて、理屈で空を飛ぼうとする。

懐かしさが弾けて、胸を一杯にしてくれた。
最後に観たのいつ?って位なのに、なんで全てのシーンのどこかしらを、こんなにバッチリ記憶してるんだろう。
改めて『ディズニーアニメーションの力強さ』(もうディズニー大好き!!)
音楽とアニメーションが結びついてるのも、その要因かも。
この作品には声優の他に、"音楽"という語り部がいる。音楽たちが楽しそう。

この歳になって観ると、都市伝説が出るのも頷けるかも。
ウェンディが唄うシーンは、なんとも言えない生々しさと、島の子供たちが夢から乖離し人間味を取り戻す感覚、そして「ピーターの存在の怖さ」をおぼえた。

ジョンは、リーダーシップを発揮する。
マイケルは遂にやり遂げて、一つ成長する。
ウェンディの飛び込む覚悟は、大人になることを受け入れる覚悟。
気づいたら、島を離れた時には、皆が大人に近づいてる。

大人になるってことは、ピーターを忘れること。
そして、彼をいずれ思い出すこと。

p.s.ティンクが目一杯プレゼントを遠ざけてる…。
MARUKO

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