karayu

TOMORROW パーマネントライフを探してのkarayuのレビュー・感想・評価

4.6
大学で都市戦略や地域イノベーション、ソーシャルビジネス、テクノロジー、アート、経済、経営など多岐に学び。
卒論では資本主義とデータ資本、貨幣システム、地域通貨なんかを扱った自分には素晴らし過ぎる映画であった。

経営破綻したデトロイトの都市農業から始まり、パーマカルチャーやアグロエコロジーの生産性の高さ。食料の70%は小規模農家について言及し、都市と農業の生産性から見る今後の可能性。

仮想通貨マイニングは電気を大量に使うから環境に負荷が掛かるという意見もある。風力やバイオ、水力、太陽光、地熱等の使われていないエネルギーも大量にあるのが現状な訳で。テクノロジーは革命だし否定したり揶揄して、使わないのではなくてどうやって使うためのエネルギーの生産性を上げるか効率化させるべきかに省察すべき。

スマホ一台作るのにco2を57kgも排出すること。ビデオゲームのアバターを作成するのにエチオピア人40人分の電力を使うこと。生産したエネルギーの8割を輸送や冷暖房に使用すること。子供に世界をすぐに変えるとは約束できない。でも解決策はあるといえる。明日こそ世界を変えられる。は衝撃的であった。

都市論的には、活発で持続可能な安全で健全な都市のためには、車道を減らす事で車が減り、歩道を増やせば徒歩になる訳で。

経済では論文で書いたように、既存のシステムを完全否定する訳ではなく、地域通貨が地域経済に有用的であることについて言及されていた。地域と文化と歴史を敬愛する美しい通貨という表現は素敵だった。当時のシニョールのように金を作れるものは国家を統治できるが、実際金の価値は実体のない架空のものであって。全世界で共通の通貨と地域通貨の併用が良いという論は面白かった。地域通貨の活用によるトランジョンタウンやグリーグエコノミーの実現は共感した。

地域コミュニティで起業する事で、地域の経済力の回復で民主主義も強まる。既存の大企業がのさばり続けると政治に大金が注ぎ込まれるシステムでは、議員は金持ちの言いなりで民主主義が失われる。するの地方は衰退する訳で。民主主義を実現するにはガイアの法則や人権の法律を守る義務の重要性が指摘されていた。

フィンランドの教育はモンテッソーリ教育やシュタイナー教育、児童心理学が重要で、教師も人権としては生徒と平等絶対ではないという意見が共感した。アシスタント教員制度による、所謂中央集権的な1人に依存しない教え方によって、考え方はいくつもあって生徒によって異なるから、学び方と自主性を教える重要性っていうのもとても共感。7〜16歳まで教科書や健康相談、食堂すべて無料化というのも国家として教育の重要性を特に理解した上で現場に落とし込めているのが素晴らしい。他者との違いを理解してもらい、寛容性の教育のために学校や民主主義、経済は完璧ではないことを間接的に教えていた。


そしてあらゆる権限は一部の人間のでもなく、自然と同様に全てに親和性があり、より複雑で多様な世界の有用性。すると人間もコミュニティもより自由になり、誰もが力と責任を持つ社会というは締まっていた。