前半、克明なる魔女狩りにドキドキしたけど(楽譜怖い、歌の練習怖い)。
アンネもああなるのか(そこまで描かれるのだろう)とか思って観てしまったので、途中がやや退屈になり、ラスト肩透かしだった。
この…
これもまたいい!
表情、霧がかかったシーンよかった!
女性が焼かれるシーンと牧師とそのお母さんと妻、あと使用人?が机に集まって、牧師が本を読み上げてるところのシーンの間に寝たり起きたりを繰り返した気…
狂った社会とそれに呼応するかのような個人の関係性
揺さぶられる信仰
陶酔するような神秘的な映像美と息が詰まるようなリアリズム
ほとんど露悪の域の残酷性(魔女狩りの犠牲にあった老婆の絶叫の恐ろしさ!…
最初の魔女狩りシーン、アンネの母親の話から、アンネ自身が魔女として他人の生死だったりそれに近い感情を与える存在になるだろうってことは予想できた。女の罪だけが問われて男の罪が問われないのカス。そして…
モノクロなのが時代の暗さと内容の重さをより強調しているみたい。
案の定嫌な展開だな、のように予想はできるけどそうなってほしくない方向に話が進んでいった。
アンネの目がモノクロでもわかるくらい綺麗で…
ラストカットで形容し難い感動に襲われて暫く鳥肌が止まらなかった。
重層的なテーマを人物の心象風景と共に巧みに描く名人芸。「吸血鬼」でも撮り方は流石だなと思ったけど今回は物語にやられた。これはメロドラ…
人を悪魔だと信じてしまうこの時代。
気に食わないことは悪魔のせいにする。告発されたら終わり感があるので、本当に息苦しく恐ろしかっただろう。
アンネの振る舞いは継母から見れば憎たらしいだろうし、いく…
(c) Danish Film Institute