ベルギー映画なんですかそうですか。
田舎のスーパーで3枚500円のコーナーでゲットした明らかにB、C級映画たち。
このクソのような映画を全部見ていけば1つくらいアタリが混ざっているのでは・・・といった心意気だったので、我が意を得たり。
とんでもなくやすっぽいB級以下映画で、一部で使用されるある演出に恐ろしく不快感を抱きました。
結構描写が雑というか少ないので、こちら側でああ、この家庭は母親とピアニストの父親と10歳ぐらいのクソガキと年頃の妊婦とダウン症で車椅子の5人家族なのね、あれは友達か。までが無駄に長くかかるのよ・・・。
あの荷造り済みの子供用ベッドが2つある小さな部屋、家自体は新しくて日の光が差し込むガラス窓多用。(いろいろ謎。ちなみに終盤出てくる斧が家の中にあるのは季節はずれ品を収納していたってことでFA?)
そして突然現れる刻み文字いっぱいの謎の扉・・・この扉の中に1人、また1人と消えてゆく・・・。
父親がヒドいDV夫でお母さんもダウン症の長男を罵倒しまくりで優しいのは妊婦の妹。父親の名前はわからない、という。
なかなか複雑な家庭環境ですな。
てか良い人的な登場人物が見事にいなくて。
狂ってるとかじゃなくて、人として腐ってる感じ?
それが、娘が迷い込んだ時のあの部屋の中に描写されてるとしたら納得だわ。
人間性が腐ってる人が作ってる。
もう具体的に何を使っているか言っちゃうと、障害のある子供や病気の子供の写真なんですよ。
ニュートラルな状態を可哀想、という言い方は普段しませんが、可愛い子供が辛そうな表情で写ってる写真を細かく割って挟み込んでくるの。ある人物の脳内にあるものとして。
しかもその種類が少ないの!5、6枚とか・・・気分悪くなるしかないよ。
(たぶん境遇を引っ掛けて、って演出だとは思うんだけど不愉快以外のなにものでもない)
そこを除くと、美的感覚がいいのか、悪いのかw
暗がり表現がかなり見応えあったけど、シリアルだけカラフルとかあの花のシーンはw
結局は現実世界では出来ないことも脳内(心の中)では繋がっている、って結論で首謀者と巻き込まれた人がほくそ笑んで終わっていました。
あの不愉快なシーンがなければもうちょっと高い点でもいいんだけどね。
ベルギー、映画教育より先に道徳教育をきちんとしてください。