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従軍慰安婦2のhideharuのレビュー・感想・評価

従軍慰安婦2(1992年製作の映画)
2.0
2017.10.9 DVD-Rで鑑賞。
こちらもレンタル落ちのビデオを移植したもので10年間放置したままだったのを初鑑賞。

こんな映画は今後見る機会もまず無いと思うのでちょっとネタバレ気味スレスレで書いていきます。

韓国映画「従軍慰安婦」に続きアルバトロスが放った香港映画「従軍慰安婦2」。韓国版よりもこちらの方が1年早く制作されてるもアルバトロスの都合でパート2となってます。でも制作国も違いますし何の関連もない続編。
よりこちらの方がモンド映画的です。さすが香港制作なのでモンド映画が何たるべきか分かってる感じ。

今回は和美なる日本人ジャーナリストとその後、恋仲になる田中少佐が主人公となり話を進めて行く。韓国版が安っぽい作りなのに対しこちらは90分と短い時間にアクション、爆破、ボカシ入りのエロ描写、姉弟近親相姦セックス、果ては731部隊まで登場、そして本物なのか汽車まで出て来るエンターテイメント振り。なのにも関わらず退屈な映画でした。勘違いしないでいただきたいのはだからと言って韓国版が出来がマシってことでも全然ないですから。どちらもショーもない映画です。

和美は日本人ながら慰安婦問題を公表しようとして日本軍により拉致され慰安婦に成り下がる。そして梅毒に罹り、それでも性交渉を続け医師が「500人程度の兵士に感染しただろう」と言えば「5万人に移してやりたかった」と呪いの言葉を吐き捨てるありさま。
そして梅毒はひどくなるばかりで遂には731部隊に送られ実験材料とされる。

その間に和美の友人である美子(実は慰安婦のまとめ役の売女)は相手にした新兵が地元九州で別れた実の弟とわかり、怒り狂った弟は機関銃乱射するも何とかなだめられ一件落着と思われたが悲観した美子が手榴弾で弟もろとも爆死。かなり悲惨で大げさ。

終戦後、発見された和美はボロボロになりながらも監禁された牢獄?で経験してきた地獄を書き綴っていたが和美を救出しに来た日本兵に同情されながらも手記はその場で燃やされてまるで全てが隠蔽されたかのような結末。

これを見て日本政府は慰安婦問題に真摯に向き合えと言う人がいたらもっと良く現実を見てねとアドバイスするしかないですね。
これはポルノまがいのモンドアクション映画ですよ〜。

酷い映画ですが一応エンターテイメントとしてスコア2にしておきました。
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