おらんだ

ナポレオン・ダイナマイト/バス男のおらんだのレビュー・感想・評価

3.6
アメリカの田舎の冴えない高校生達の冴えない高校生活を描いた作品。冴えない田舎町の高校に通う、冴えない主人公ナポレオン•ダイナマイト。冴えない日常を送っていた所、これまた冴えない親友のペドロが無謀にも生徒会長選挙に出馬した事から、彼の為に奮闘する事になる。

最悪の邦題。あやかった癖にバス関係ないし、女の人を助けたりもしない。インターネットは少し関係あるけど。原題に変更されたのは、やっぱり苦情が多かったんだろうな。センスの欠片も無いもの。

全体的にアンニュイで、ストーリーにメリハリが無く、ダラダラと進む。ティーンムービーらしからぬ脱力感。ただ、そのダラダラ加減が妙にツボに嵌る。 ゆっくりと沼に沈んでいくような感覚。

基本はコメディなので、笑えるシーンは多い。対立候補へのバイオレンスなネガティヴキャンペーンや、結婚式での自作歌披露、プロムに誘った女の子を迎えに行くシーン等々。これを痛いと捉えるか面白いと捉えるかは個人の過去の経験に基づくと思う。

一番の見せ場は候補者演説の際の応援パフォーマンス。冴えない主人公がその一瞬だけ、眩く輝く。輝くが決してカッコ良くはない。鑑賞後思わずCanned Heatをitunesで購入してしまった。