Mrsフロイ

フレンチ・ランのMrsフロイのネタバレレビュー・内容・結末

フレンチ・ラン(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

パリ在住のCIA捜査官と医学生への夢敗れて米国から流れついた凄腕スリのアメリカンな2人が、パリの街に手こずりながらテロ犯人を追って駆け抜ける!
花の都とは異なる移民とテロのパリの側面を、2人の視線から知る事になる。地元フランス警察との軋轢もそれらしい。駆け抜ける96分!

原題の「バステイーユデイ」は7月14日の革命記念日の英語圏での呼び名。
民衆が当時の政治犯が投獄されたというバステイーユ監獄を襲撃し、フランス革命の発端になった事件。
日本ではルネ・クレール監督の映画「パリ祭」(邦題)の影響で、この日をパリ祭と呼び、なんと歳時記の季語になっているとの事。なんか国民性の違いを感じる…

アメリカがフランスに手こずるバデイもののアクション映画と言えば、ジーン・ハックマン主演の「フレンチ・コネクション」。
撮影技法というのか編集か、カメラワークが魅力的だったと記憶している。
本作も充分魅力的なアクションの展開だったが、カメラワークは平凡に感じた。勿体ない(*_*)

終盤でかっての「バステイーユデイ」に民衆が襲った監獄ではなく、フランス国立銀行を襲う民衆、その先では五億ユーロ?の仮想通貨の入ったUSBが取り引きされる。世はすべからく金ということか、う~む。
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