イドリス・エルバがいるから成立する作品。
良かった点。
・イドリス・エルバの立ちまわり
・イドリス・エルバのアクション
・イドリス・エルバの圧倒的存在
悪かった点。
・全体的に既視感のある構成
・黒幕の正体が当たり前すぎ
・観光都市だから規制が多い
邦題の疾走感を期待した作品だった。
だが、実際は地味な展開の連続です。
ハリウッド的な演出はできなかった。
パリの街中での爆破はしない。
最初の爆破はどこかの裏通り。
そもそもパリの雰囲気がない。
本作はイドリス・エルバの存在だけです。
型破りなCIAとかは使い古された設定。
ただ、イドリス・エルバが演じるだけだ。
さすがにジェームズ・ボンド候補になった男。
まだ可能性がある黒人のジェームズ・ボンド。
その前哨戦として見るならば価値があります。
あとのスリ師と爆弾娘はかなり微妙でした。
スリ師は凄腕にする必要性がなかったはず。
そもそもスリ師としての活躍はほぼないし。
爆弾娘に至って中盤過ぎに役目が終了する。
やる事がなくなって棒立ち要員になります。
最後は怖じ気づいたスリ師を先導する程度。
悪役に関しても今一つ印象に残らない。
実行部隊にしろ黒幕にしろ微妙でした。
本作はイドリス・エルバがいたから楽しめる。
イドリス・エルバじゃなければ数段落ちます。
逆にイドリス・エルバの魅力を伝える作品だと思った。