悪魔の儀式の作品情報・感想・評価

「悪魔の儀式」に投稿された感想・評価

冒頭、林を歩き回る夢のシーン。夫の後をついて歩く妻。夫が弾いた枝が跳ね返ってバシバシ顔に当たる。バックに流れるピコピコ音楽。ダンナがパシッと枝を弾く。 それがかみさんの顔にパシッ!
ひたすら妻が老いと若さにへの羨望から悶々とする日々の描写。おばさんの集まりなんかもストレス一杯に描かれる。退屈な主婦の描写は日本とあんまり変わりない。娘が連れてきた彼氏と主婦仲間の飲み会でオバハンの本音を暴露させ精神的に裸にする、このやりとりは鬼気迫る覗き見的居心地の悪さで必見。娘役Joedda McClain、美人。グレッグ役はTHERE'S ALWAYS VANILLAで主役の俳優。不法侵入の夢はビル・ハインツマン。魔術を始めるシーンでドノヴァンのSeason of the witchが流れる。タイトルもこの曲から来ているのか、PV的で渋い。魔女になったから人生変わったのか、自分の意思で浮気して夫を殺したのか、そこはあえて言及せず、結局は結婚や家庭に縛られないほうが自分らしくいられたオバハン。ダンナもちゃんとかみさんかまってあげないとい留守中魔術やられたらかなわんな。
プロデューサーにロメロのかみさん。ロメロがどんな気分で撮ったか気になる一本。タイトルからオカルトを期待すると裏切られる。悪魔な儀式は行われません。女性が結婚後改めて自立する、そんな話。
abdm

abdmの感想・評価

3.0
ちょっとこの点数は贔屓してるかもしれない。

主婦が魔女になって暴れちゃう話。
人間どんな奴にもダークサイドがある!

こればっかりは少し眠そうになった。
奥さんを放っといたら魔女になっちゃった!
ロメロの中では一番退屈だと評判悪いけどなかなかリアルな欲求不満専業主婦を描いていて怖かったぞ…まあたしかに退屈なんだけど、ゴダールのように退屈な日々を描いているので非常に画面はアート的である。
鏡を見るとそこには老いた自分、夫が自分を気にせず先へ先へと歩いて行く夢などなど映画内で描かれる夢が全て物語っててわかりやすい。ラストが「ナイトオブ〜」でありつつウーマンリブ的にはスッキリ!
しかしこれ撮った時のロメロってまだ30代前半だろうに老齢の女監督が撮ったみたいな映画だったな。
Taka

Takaの感想・評価

2.0
ほとんど印象に残っていない。
自分の中ではロメロ作品で唯一退屈だった作品。
いずれもう一度観ようと思う。
奥様は魔女!!(志願)

ロメロ初期作の本作はなかなかどうして自分は眠たくなりました

ってかアメリカ主婦界隈の事情がよくわからないから眠くなったのかもしれないです

このレビューはネタバレを含みます

ロメロ監督、奥様の欲求!「魔女」


 2009年7月29日 20時56分レビュー

 

脚本編集監督ジョージAロメロ。

全然怖くありませんし、スプラッターも妖怪悪魔変化もありません。

「ゾンビ」に至るまでロメロは、初期作独自の地味なホラーアプローチをしています。

「マーティン」では、吸血鬼信仰

「クレージーズ」ではゾンビのテーマに繋がる「感染、細菌」を描いています。

本作はある一見裕福そうな主婦。

夜な夜な強迫めいた夢を見る。
 
仕事ばかりで乱暴な夫、心ばなれ。 

性に目覚め始めた娘、彼女の謎のボーイフレンド。

主婦の潜むたわいない不安心理は、あるきっかけから「魔女」に目覚めてしまう。

スペースサウンドのようなギミカル音楽に素早いカット。

不安を煽る部屋の不吉な子供顔の電気スタンド。

ハッキリ言えば「だいぶ物足りない」観アリアリなんですが、

ロメロの 「信仰、不安」要素を魔女・魔性に置き換え描いたホラーというよりドラマに近い作品。

「人間誰しも魔性に取り憑かれる時があるんだよ」

とロメロが映画の後ろで笑っているような気がした。

内容の地味さ。

自主製作丸出しでスカスカなスリラーですが僕は結構好きです。

ロメロが魔女信仰を主婦視点で描いたユニークな小品作品。


追伸
ビデオジャケットを見るとまだ、ロメロの初期作品、未ソフト化作品があるらしいので見てみたいなぁー!