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リストマニアのchaooonのレビュー・感想・評価

リストマニア(1975年製作の映画)
3.7
先日まで公演していた宝塚花組『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』を鑑賞に合わせて、作曲家フランツ・リストの伝記映画を🎹🎶

…と、思ったけど、完全にチョイスを間違えた🤪w
これは…ザ・ハレンチ❤️コメディ⭐️ミュージカル🤪🎶
リストの伝記…と見せかけたケン・ラッセルの悪ノリ全開のシュールなコメディ(エロス多め)🫣💕

リストを描いた映画がこれくらいしかない上、日本ではVHSレンタルのみの何気にレア作品でした😇
何気にケン・ラッセル作品も初鑑賞だ⭐️

19世紀のヨーロッパを舞台に人気絶頂のピアニスト・リストの姿と愛、家族、そしていつしか悪魔的な戦いな誘われる破茶滅茶ストーリー😈

ブラームス、メンデルスゾーン、ショパン、ジョルジュ・サンド、ストラウス、そしてリストの舎弟であるワーグナー🎹
名だたる偉人が続々と登場✨

コンサートは黄色い声で歓声を上げる貴婦人でいっぱい😍😍😍
ステージに押し寄せる姿はまるでロックスターのライブ会場🎹⚡️🎶
「ピアノの魔術師」と呼ばれる程、リストは超絶的な技巧を持つ当時最高のピアニストだったとのこと👏🏻
ワーグナーの曲を初見でピアノ編曲にアレンジしたのも実際にあったことのようなので、この辺は史実に基づいたリストの姿が描かれてるのかな😋
まぁはっちゃけてはいるけどw

チャップリンのサイレント映画を思わせるような回想パートも🎩
雪の中去っていく後ろ姿が可愛い❄️

リストの屋敷の音符柄の壁紙、ピアノをモチーフにした調度品がお洒落🎹🎶💕

かと思えば狂気のハプスブルク宮殿🤪❤️🖤w
十戒の6と9…すなわち69🫢
エロと言うより破廉恥❣️
ラブシーンと言うよりアトラクション❤️
立ち並ぶ柱はそそり立つ男性のシンボルを模る⬆️
あの煙の出る尻のオブジェもなんなの🍑www
リストの巨大な⤴️も登場🤪
歌い踊る女子たちが楽しそうに⤴️にリボンを括り付けてクルクル回るのちょっと可愛い🤣
(あのミッドサマーで踊ってたクイーンを決めるダンスみたいなやつ!)
ちょっと『ロッキーホラーショー』みもあるな❤️

ローマ教皇はリンゴ・スター🍎

ちょっと表現のぶっ飛び具合はあれど、前半はまだリストの伝記的ではある。
それが最終的には実はワーグナーはヴァンパイアでした🧛🏻‍♂️みたいな展開に🤪
狼男になってみたり、怪物になってみたり、果てはナチスの鉤十字を身につけ、チョビ髭にギター型🎸マシンガンをぶっ放す⚡️
侍らす軍団はスーパーマンを模したコスチューム着てるし、もはや時代考証や世界観がカオスすぎる〜🤣🌀💫

最後は…👱🏻‍♀️👩🏼👩🏻‍🦰👩🏻‍🦳〜💖→→→🚀✨✨
どうやら愛が世界を救うらしい😇






🎶 ✨ 💖 🎶 ✨ 💖 🎶 ✨ 💖






ここからは余談…☕️

ということで宝塚版リストの伝記ミュージカルを観劇🎶🎹🌸
…と言いたかったのですが、コロナで東京公演の4分の3が中止となり、残念ながら劇場での鑑賞ならず😭
代わりに既に販売されている6月の宝塚大劇場公演を収録したBlu-ray鑑賞会を昨日開いてもらいました📺💿👀✨
(6月の公演が8月にはもうソフト化されるというスピード感凄すぎない!?宝塚歌劇団恐るべし✨)

この映画の余談として話すことも憚られるくらいの違いよ🤣
ホントに同じ人物の伝記作品かしらw
さすが宝塚は清く、正しく、美しく、リストの生涯を描いておりました✨✨
駆け落ちするマリーとの純粋な愛、魂の安らぎの部分が強調されていて、2人の間に子供がいたことやその後の女性遍歴は描かれていなかった✂️
栄光の裏での満たされない心、本当の幸せや人生とは?
ジョルジュ・サンドとの艶やかな関係、ショパンとの友情やライバル意識、そしてヨーロッパの革命の描写等々、宝塚らしい切り口でした👏🏻

こちらでは「サロンの帝王」と呼ばれやはり上流階級のご婦人たちの黄色い感性を浴びるスター様⭐️という描き方は何気に同じで面白かった✨
女性たちは演奏会にはツボ🏺を持参して我先にとリストの汗💦をキャッチしようとしたという史実を基にした描写凄い🤪

リストを演じた主演の柚香光さんが金髪長めの髪をサラサラバッサバッサ振り乱しながら、ピアノを実際に舞台上で弾く姿はかなり神々しかった😍✨✨
こりゃ〜黄色い声も上げたくなる😌
しかも弾きながら歌って、女性と絡む演技まで!器用すぎるなぁ👏🏻💕
生で観られなかったのは残念🥲
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