勝沼悠

ステイク・ランド 戦いの旅路の勝沼悠のレビュー・感想・評価

4.1
 ヴァンパイアによって荒廃したアメリカ。家族をヴァンパイアに殺された少年は命を救ってくれたヴァンパイアハンターと共に旅をする。

 ホラー映画でありながら少年の成長を描くロードムービーでもある。
 いわゆるゾンビとは厳密に違い人類に全く希望がないわけではない。わずかな希望にすがり旅をし、人と出会い別れていく。そういう雰囲気を持った映画。
 主人公の一人であるヴァンパイアハンターのミスターが全然強そうじゃないんだけど妙にスタイリッシュでかっこよかったり、細かい色んなとこがすごくいい。吸血鬼爆弾の怖さは特筆。

 ちなみにタイトルのステイクは突き刺すの意。この映画をきっかけにヴァンパイアものが流行るかもしれない。そう思わせるしっかりとした大作。
勝沼悠

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