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レポマンのLATESHOWのレビュー・感想・評価

レポマン(1984年製作の映画)
3.9
すげー面白いのに
初見だと解り辛かったのは
字幕がクソだから。
もし再発売あるなら
字幕をどうにかしてほしい。

話が横道それまくりで
登場人物全員アクが強く
ついてこれねえオメェがダセェ!
といわんばかりのぶっ飛び具合。
パンクの映画を撮ろうとしたんじゃない。
映画でパンクを体現してんだ。
トランクを開けるとこ、
タランティーノより先に
「キッスで殺せ」をオマージュ。

ハリー・ディーン・スタントンらの
レポマン一味が
車を次々盗み乗り回し、
パンクスが強盗を繰り返す
一種の反抗的な痛快さ。

「人は車を運転するほど馬鹿になるのさ」

町田康読んだ時と同じ
トンがった気持ちに陥るのは
Circle Jerksとイギーが流れる
せいだけじゃない。
その町田康は
喧嘩弱いやつはパンクスになる
って述べてましたが
ノーフューチャーな環境は勿論のこと
無計画で、カッコつけらんなくて、
薄っぺらいくせに粋がってて
薄情なのか義理堅いのか
よう分からんくて
ダルそうで
反抗的態度ばかりとりたがる
善人ゼロなこの映画の連中は...。
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