八戸

ストーミー・ウェザーの八戸のレビュー・感想・評価

ストーミー・ウェザー(1943年製作の映画)
3.1
物語以上に、キャストの素晴らしいパフォーマンスに惹きつけられる映画。しかし評価できる点はそこだけではない。

映画の舞台となっている1940年代は公民権運動が始まる前で、黒人差別がまだ活発な時代。全員を黒人キャストにすることで『黒人は今の環境(虐げられている)でも満足してこんなに楽しく生きています!』という妄想を現実として白人に植え付けるためのものなのでは?
白人の『黒人はこうであってほしい(こうであるべきだ)』という当時の時代背景を描いた作品であるのではないか。
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